2023.08.04
こんにちは。
中小企業診断士で、中小企業の経営・財務コンサルタントの松田です。
前回の話の続きです。
倒産増加になると、金融業界全体が収縮モードになり、良い企業でも貸出態度が悪くなります。
実際、優良なクライアントでも今までと同じ条件で貸付をしなくなっていると感じています。
また、倒産件数が増えている業界、業種には、更に貸出が消極的になります。最近、飲食、建設業の倒産件数が伸びていますが、この業種には貸出を控えるでしょう。
悪い状況は、少なくともあと1年は続くと思います。
貸出姿勢が消極的なときは、不景気なるときです。
この状況では、積極的な投資を控え、キャッシュポジションを上げて、景気が持ち直すまで次の投資を待つのが得策です。
ただし、キャッシュが潤沢な会社は、不景気になったときに積極的に投資したほうが良いと思います。
不景気では、色々なものがディスカウントされるので、投資には適しています。
特に設備投資やM&Aは良いですね。
現在の景況感や銀行の貸出態度の変化に合わせて、経営を行ってください。