こんにちわ。中小企業診断士で、財務コンサルタントの松田です。
今回は、ちょっと大きい話をします。
日本の強みって何?
何で日本は明治維新後、2回も奇跡が起きたのか。
奇跡とは、
1回目は、明治維新後の戦争で勝ちまくり、不平等条約撤廃。
2回目は、戦後の経済成長による、GDP2位です。
1回目は、単なる小さな島国極東の日本が短期間で欧米列強に肩を並べたあと、最後はボロクソ負けました。笑
軍事で負けたあと、戦後、米国に並ぶGDP2位までいきました。
今は3位で、これからどんどん抜かれますが。笑
極東の小さな島国がなぜここまでできたのか。
私は日本のムラ社会がそうさせたのかと考えています。
ムラ社会は、日本の悪いところであり、変えなければならないところ。
そういう風に評論家や著名人が言っています。
本当にそうなのでしょうか。
日本人が他の外国人にないもの。
ムラ社会で培った、土壇場の力だと思っています。
明治維新後、日本は日米不平等条約撤廃が悲願でした。
条約を結んだアメリカ他数カ国が日本で犯罪を犯しても、日本で裁けない、貿易関税も日本で決められない。
そんな、不満と危機感が日本を軍事力強化に走らせたのです。
欧米列強と肩を並べれば、この条約を撤廃できると。
また、ウラジオストクにシベリア鉄道が開通することによる、東アジアのロシア支配もありました。
この2つは、いろんな犠牲を払って、実現しました。
何度も言いますが、コテンパンに負けましたが笑
なぜ負けたのか。日露戦争以降、慢心、傲慢、欺瞞が組織に生まれ、正しい戦略や戦術を無視し、精神論や根性だけで勝つという単なるおバカな組織になったからです。
危機感があるときには、戦力、戦略、戦術を学び、考え、戦っていたはずです。
戦後は、生めや増やせやで増えた、爆発的な人口増加。
明治初期の人口は3500万、100年後の1967年には1億人突破。
わずか100年で人口が3倍になったのです。
戦後、爆発的に増えた日本国民を食わせるためにどうすればよいか。
貿易で外貨獲得、それしかなかったのです。
政官民は、猛烈に輸出するために、欧米の製品を購入し、分解し、自分たちでもっと良い性能の商品を作り、世界で売りまくりました。
また、調子こいて、アメリカ超えたと、採算度外視で、アメリカの不動産や美術品をアホみたいに買いました。
投資効率を無視した、爆買いです。
採算が合わないのに、買ったら損しますよね。
ここでも、満身や傲慢さが出て、バブル崩壊後、30年も停滞してます。笑
また、欧米にコテンパンにされました。笑
でも、この2つの時代、日本は欧米からどう言われていたかというと、アジアの奇跡と言われていました。
本当に奇跡だったのでしょうか・・・
次回は日本が奇跡を起こした理由からお話しします。