2024.01.12
こんにちわ。中小企業診断士で、財務コンサルタントの松田です。
最近、顧問先で人の退職トラブルがありました。
人手不足なのに、人がやめていく、しかも長年連れ添った人が辞めています。
今回の退職原因は、「上司の責任と権限の不一致」が原因です。
どういう意味かというと、例えば部長職を与えて、その職務の権限をちゃんと説明し、実行させているかです。
これが不一致になるということは、
責任 < 権限
になっています。
責任を持たずに、役職につくと部下の不満は高まります。
えばり散らして、部下の手柄は俺の手柄、部下の失敗は部下の責任。
こうなると、部下は不満しかないですよね。
昇格させるときは、権限を与えるのは、この責任と職務を負うことが条件だと、説明しなければなりません。
また、昇格させる人は、この部下が昇格して、責任を負える人なのかを判断しなければなりません。
ただ、この部下が自分の言う事を聞いてくれるだけの昇格は絶対に駄目です。
上司は、言うことを聞いてくれる人を徴用しがちです。
なぜなら、上司は都合よく使えるからです。
結果、どうなるか。
昇給した上司の部下は、苦しむことになります。
上司に対して、間違っていることを真剣に考え、悩んで発言する人を昇格させるべきです。
こういう人は、部下を守り、責任持って行動してくれます。
部下の離反は、上司が都合良く使い、部下も上司の寵愛を利用して、上に登ることしか考えていません。
ごますり部下です。
ごますりは、組織を崩壊させる傾向にある。
部下が離反するのは、上司がごますりを採用しているからです。
ごますりは、組織の敵である。
今日はこの辺りで。